青森県の八甲田山にある「酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)」はその名の通り酸の強い温泉です。
積雪量がすごくてよくニュースになっているので、名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。
目次
酸ヶ湯温泉にはワニがいる…?
酸ヶ湯温泉のことを調べていたら、予測キーワードのところに「酸ヶ湯温泉 ワニ」って出てきたんです。
酸ヶ湯温泉なんて山の上なのに、ワニなんているのかなぁ…? 温泉旅館で飼ってるのかな…? と思って調べてみたら、「ワニ」とは「混浴で女性の裸を見る目的でお風呂に入る人」のことらしいです! なんかこういう人のせいで混浴、っていう文化が廃れていくのって残念ですよね…
一応酸ヶ湯温泉では、女性の方はお風呂の入り口から湯船までついたてがあって、見えないようになっています。ついたての途中から白く濁ったお湯に入ることができるので、がんばれば見えません。ただし、つながっているのは、一部の湯船のみで、他の湯船とかうたせ湯とかに入ろうとすると立ち上がってお湯からでないといけないんですよねー
まぁ実際見てくる人はいるみたいだし、男女混合のグループで行って混浴、とかも抵抗ありますよね(笑)そんな人向けに、対策がいくつかあるのでご紹介します!
対策その①「ゆあみ着」を着る
ひとつめの対策は、「ゆあみ着」を着ることです。
「ゆあみ着」とは、お風呂に入るときに着ることができる服のこと。
これを着れば、体を隠してお風呂に入れます!知り合い同士でも若干の気まずさはあるものの、まあまあ行ける感じになります!
酸ヶ湯温泉の売店でも売ってます。(1000円ちょっとくらいだったと思います)そんなに混浴って入る機会ないかもしれないけど、1つ持っておくと便利です。
(男子は頑張ってタオルとか手で隠して入ってください笑)
1つ注意点としては、酸ヶ湯温泉の温泉は成分がとても濃いので、着た湯浴み着は家のお風呂とかで洗ってください。絶対に洗濯機では、特に他の洗濯物とは一緒に洗わないほうがいいです。しばらく硫黄まみれになります!笑
対策その② 時間をずらす
混浴という楽しさはなくなってしまいますが、酸ヶ湯温泉の「ヒバ千人風呂」には女性専用時間があります。
女性専用時間:8:00-9:00、20:00-21:00
日帰り温泉の場合は、「8:00-9:00」のみ利用できます。
酸ヶ湯温泉の外観
酸ヶ湯温泉は八甲田山の山中にあります。車で青森市内中心から1時間ほど走ったところにあります。
酸ヶ湯温泉の外観はこんな感じ。山の中の秘湯、っていう感じはありますが、汚かったり不気味な感じはしません(笑)
酸ヶ湯温泉のエントランス
エントランスから入ると、観光地っぽい感じがして楽しいです。
小さいねぶたが置かれています。「すかゆ温泉」のはっぴを着せてもらいました(笑)
「ヒバ千人風呂」の顔はめパネルです。998人が既に入っているので、2人だけ顔をはめて入れるようになっています(笑)
酸ヶ湯温泉のお風呂
お風呂は、大浴場の「千人風呂」と男女別の「玉の湯」の2つがあります。
お風呂の写真は撮れないので、酸ヶ湯温泉公式サイト(https://www.sukayu.jp/inside/bathroom.html)を見てみてくださいね!
大浴場 千人風呂
有名なのはこちら。酸ヶ湯温泉といえば千人風呂です。柱のない広い空間に、白く濁ったお湯の大きな湯船がドンっとあります。小さな湯船もいくつかあって、『千と千尋の神隠し』に出てくる湯屋みたいな雰囲気です。かっこいい空間。
千人風呂、という名前ですが、今は千人も一度に入っていることはありません。割と空いていて、のんびり浸かることができます。
ひとつ注意点は、大浴場にはシャワーがありません。湯船だけ。事前に「玉の湯」で体を洗ってから行くのがおすすめです。
玉の湯
玉の湯は、男女別の、普通のお風呂です。洗い場とシャワーがあるので、洗髪をしたい人はこちらがおすすめ。異性の目が気にある人はこちらで入浴すれば他の温泉と変わりません。
大浴場と比べると随分小さいですが、じゅうぶんなサイズ感です。
源泉は異なるようですが、泉質は大浴場のものに近いです。気になる人は両方入ってみてもいいかも。
酸ヶ湯温泉で日帰り入浴するには?
酸ヶ湯温泉は日帰り入浴が可能です。受付で日帰り入浴をしたい旨を伝え、料金を支払います。タオルのレンタルがあるので、その場で受け取りましょう。「ゆあみ」を購入する場合は、併せて売店で購入します。
日帰り入浴の料金
料金 | |
日帰り入浴 | 1000円/人 |
※貸しタオルつき
※休憩所利用可
※ヒバ千人風呂・玉の湯の両方に入浴可
日帰り入浴可能時間
酸ヶ湯温泉で日帰り入浴が可能な時間は、以下のとおりです。
2種類の浴場で、利用できる時間が若干異なるので注意してください。また、ヒバ千人風呂には女性専用時間があります。
お風呂 | 時間 | |
---|---|---|
ヒバ千人風呂 | 7:00-17:30 | (8:00-9:00は女性専用) |
玉の湯 | 9:00-17:00 |
酸ヶ湯温泉に宿泊する方法
酸ヶ湯温泉は「湯治場」でもあるので、安価に連泊して湯治ができる「湯治棟」と、旅館として泊まれる「旅館(イ)棟」「七号館」があります。
旅館の方は部屋で食事をとったり、縁側や床の間がついていたりする和室です。湯治棟の方は、長期滞在のための質素なお部屋。布団の上げ下ろしも自分でするスタイルです。
目的に合わせて行きやすいプランを選択してくださいね。
酸ヶ湯温泉への行き方
酸ヶ湯温泉は八甲田山の山中にあるため、電車は通っていません。車かバスのどちらかを利用することになります。
車の場合、青森空港からも新青森駅からも約1時間ほど。
ただし、山道なのと、冬はとにかく雪がすごいので自分の運転スキルや車の装備の確認は必須です!
バスは、青森駅または新青森駅からJRバスが利用できます。
時刻表と料金はJRバス東北の公式サイトを見てください。
ちなみに、2019年11月11日~2020年4月17日の時刻表は以下のとおりです。
停留所 | 700号 | 702号 | 704号 |
---|---|---|---|
青森駅 | 8:00 | 10:00 | 12:00 |
新青森駅前 | ↓ | 10:20 | 12:20 |
ロープウェー駅前 | 9:00 | 11:25 | 13:25 |
城ヶ倉温泉 | 9:07 | 11:32 | 13:32 |
酸ケ湯温泉 | 9:15 | 11:40 | 13:40 |
酸ヶ湯温泉を出発するバスは、11:30、13:30、15:25となっています。本数が少ないので、どれで行くか決めたら乗り逃さないように注意です。
また、バスの乗車台は青森駅/新青森駅から酸ヶ湯温泉行きで1,360円、酸ヶ湯温泉から青森駅/新青森駅で1,360円となります。
冬の雪が多い間はバスが青森駅/新青森駅から酸ヶ湯温泉の間しか走っていないので割高感がありますが、4月〜11月は青森駅/新青森駅から酸ヶ湯温泉に行き、その後奥入瀬渓流や十和田湖の方にバスで抜けることができるので、効率良く回れる感じがしますね!
4月18日〜11月15日の間は、バスの本数も増えます。時刻表はJRバス東北の公式サイトを見てください。
酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂は圧巻!
ヒバ千人風呂はとにかく広く、温泉の濃さもすごいです!山の中にあるちょっと遠い温泉ですが、行く価値はあります。気になったらぜひ一度行ってみてくださいね!