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世界遺産軍艦島への行き方。ツアー会社の料金・内容まとめ【長崎旅行記】

一部が世界遺産にも登録されている軍艦島(ぐんかんじま)。正式名称は端島(はしま)といいます。

外から見ると軍艦の形に見えるため「軍艦島」と呼ばれていますが、軍事施設などではありません。

軍艦島には観光用の展望デッキがあり、上陸することができるんです。ただし、環境保護のため、上陸ができるのは軍艦島ツアーを組んでいる特定のツアー会社のみ。ツアー会社の料金やそれぞれの特徴を比較して簡単にまとめてみます。

軍艦島(ぐんかんじま)とは?

長崎湾の沖に浮かぶ島で、かつて石炭の採掘場として賑わった島です。正式には「端島」といいますが、軍艦「土佐」に似ているため、軍艦島と呼ばれています。

長崎の世界遺産軍艦島の外観

東京の約9倍の人口密度!

東京ドーム約5個分の敷地に、炭鉱夫の家族などが住んでいたそうで、当時の人口密度は東京の約9倍でした。日本で初めて鉄筋コンクリート製の高層マンションができたり、学校や映画館などができたり、島の生活は裕福だったそうです。

当時憧れの家電、三種の神器「テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」はすべての家で揃っていたとか。

閉山により廃墟に

政府のエネルギー転換政策により、エネルギーが石炭から石油に変わったため、昭和49年(1974年)に閉山になりました。住人たちも島を去り、軍艦島は無人となります。

軍艦島は、台風の通り道であるうえ、海からの潮風によって風化が早いため、閉山してから50年も経っていないのに、建物の崩壊が進んでいます。

現在は観光用に展望デッキが整備され、ツアーで上陸できるようになっていますが、それも2019年9月の台風に破壊されてしまい、2020年3月まで上陸が禁止されている状態です。

いつ上陸ができなくなってしまうかわからない、今の状態を見ることができなくなるかわからない場所なので、興味のある方は早めに見に行くのがおすすめです。

軍艦島の一部が世界遺産に

軍艦島は、その一部が世界遺産の構成要素になっています。

2015年に世界遺産登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成要素のひとつに選ばれ、「端島炭坑」として登録されています。ですが、これは軍艦島全体ではなく、石炭の掘削に関わる一部だけが登録されているため、廃墟となっている居住区は世界遺産ではないそうです。

軍艦島に上陸できるクルーズ会社

軍艦島に上陸するためには、個人の船などではなく、クルーズ会社のツアーに申し込む必要があります。上陸率を謳っている会社もいくつかありますが、軍艦島は沖にあり、波も高い場所にあるため、ツアー会社に申し込んだからといって必ず上陸できるわけではありません。「できたらラッキー」くらいの気持ちで行くとがっかりしなくて済むかも…

また、上陸どころか船を出すこともままならず、ツアー自体が欠航になることもあるようです。天候についてはどうしようもないので、理解して参加しましょうね。

軍艦島(端島)に上陸できるクルーズ会社は、以下の4つです。

  1. シーマン商会
  2. 軍艦島コンシェルジュ
  3. やまさ海運
  4. 軍艦島上陸クルーズ

上陸が含まれているコースのツアー料金と、特徴をまとめました。
特定の条件によってこの金額になるものもあるので、備考欄も合わせて見てみてください。

ツアー会社名 上陸クルーズ料金 料金備考
シーマン商会 3,600円 公式サイト上の300円割引券を利用の場合
軍艦島コンシェルジュ 4,000円 土日祝・連休期間等特定日は4,500円
やまさ海運 3,400円 早割20適用(1ヶ月前予約)の場合
(通常料金4,200円)
軍艦島上陸クルーズ 3,600円

料金だけで選ぶなら、やまさ海運が最安値となります。ただしこの金額は"早割20"の適用が条件となるので、一ヶ月以上前の予約が必要になります。

また、どのツアーで行く場合も、軍艦島に上陸できた場合は別途端島見学施設使用料がかかるので注意です。

端島見学施設使用料 310円
大人 310円
子ども 150円

それでは、それぞれのツアー会社の特徴をまとめていきます。

シーマン商会

シーマン商会の特徴は、以下の通りです。

  • ガイドが「NPO法人 軍艦島を世界遺産にする会 理事長」で端島出身の方
  • お土産に石炭と上陸証明書がもらえる
  • 船があまり大きくない(定員120)
    (=ちょっと揺れるかもしれないけど、乗り降りに時間がかからない)

船が小型なのと、お土産がもらえるのが特徴です。また、ガイドも元島民なのも臨場感があって面白かったです。WEBサイトには「理事長がガイド!」と謳っていますが、100%ではないそうです。ガイドが誰になるかは、事前に電話で問い合わせると教えてくれるようなので、気になる人・重視している方は問い合わせてみてください。

軍艦島コンシェルジュ

料金が一番高い軍艦島コンシェルジュは、以下の特徴があります。

  • 軍艦島ミュージアムを運営しているため、ミュージアムとセットにすると割安
  • 船が大きい(定員200名)なので揺れにくく船酔いしにくい

WEBサイトもしっかりしているし、なんとなく安心感がある軍艦島コンシェルジュ。船酔いしやすい人にもおすすめかと思います。

また、軍艦島に行ったら、さらに軍艦島への興味も湧くので、「軍艦島デジタルミュージアム」に半額で入場できるのも魅力のひとつです。

ただし、平日は4,000円ですが、「特定日」は4,500円になります。

特定日は、以下のとおりです。

土日祝日 / 春休み:3月20日~4月7日 / GW:4月28日~5月6日
夏休み:7月20日~8月31日 / 冬休み:12月23日~1月7日

ここを外すのって、結構難しい気が…最安値と比べて1000円近く差が出るのをどう捉えるかですね…

やまさ海運

軍艦島上陸周遊クルーズを運営しているやまさ海運には、以下の特徴があります。

  • 上陸者のうち約40%がやまさ海運を利用。トップシェア。(平成30年3月末現在)
  • 船が大きく船酔いしにくい(定員220名)
  • 軍艦島ツアーのパイオニア

修学旅行の受け入れも多くやっているみたいなので、船の安心感はありそうですね。

また、通常料金は4,200円ですが、早割20で3,400円という最安値を出すことができます。

軍艦島上陸周遊クルーズ(やまさ海運)
http://www.gunkan-jima.net/

軍艦島上陸クルーズ

4つめに、軍艦島上陸クルーズについてです。最大の特徴は、「高島」にも立ち寄ること。石炭資料館を見ることができます。

  • 高島にも上陸し、石炭資料館の見学ができる
  • 船がかっこいい(定員220名)

また、Black Diamond号(黒いダイヤ=石炭)という、黒とオレンジの海賊船ぽいかっこいい船も特徴です。

シーマン商会で軍艦島に行ってきたよ!

私達は、シーマン商会で軍艦島に行ってきました。決め手は料金の安さと船の大きさです。

船酔いは心配なかったので、大きな船で乗り降り待たされるより小さい船でサクッと行きたいな、というのが一番大きかったです。

結果的に、ガイドの坂本さんのお話が面白くて、とても良かったです。

NPO法人 軍艦島を世界遺産にする会 理事長の坂本道徳(さかもとどうとく)さん

坂本道徳さんは、小6〜高3まで端島で育った方。故郷である軍艦島を守るために、世界遺産登録に向けて尽力した人です。

軍艦島ツアーのガイド坂本道徳さんの絵

勝手に書きました

テレビ朝日の『激レアさんを連れてきた。』で「軍艦島を世界遺産にしたツアーガイド」として紹介されたこともあります。

愛想が全然良くなくて、ニコリともしないまま淡々と軍艦島の説明を、ユーモアを交えながらお話してくれます。軍艦島で青春時代を過ごしているので軍艦島への思いが強すぎるのですが、それがとても良かったです(笑)

ツアーの内容

軍艦島周遊・上陸ツアーは、約2時間半の内容になっています。

軍艦島までは、45分〜60分ほどの道のりです。長崎湾には、軍艦島以外に登録されている世界遺産の構成要素がたくさんあるので、その説明も一緒にしてくれます。中には船に乗らないと見えない世界遺産もあるんだとか。

長崎湾を出てしばらく進むと、軍艦島が見えてきます。天候や他のツアーとの兼ね合いで前後するようですが、私達が行ったときは軍艦島上陸の前に軍艦島の周りを見せてくれました。軍艦っぽく見える角度を教えてくれたり、上陸ができない居住区の方などを詳しく見せてくれます。

二階の展望デッキには、乗客は半分ずつ交代で登ることができるので、そのタイミングでたくさん写真を撮れました。小雨で曇ってたけど。

軍艦島が軍艦島ぽく見える角度

船に乗っている間も、坂本さんがお話してくれたり、映像を見たりと盛りだくさんの内容です。

島に着いたらいよいよ上陸!

島内には第一見学広場・第二見学広場・第三見学広場の3つの見学広場があります。一番奥から順に、ガイドさんと見て回ります。

軍艦島に上陸

どの建物が何に使われていたとか、昔はここにこれがあったとか、経験者の方からの言葉は臨場感があって勉強になりました。

軍艦島に上陸

自分の、かつて賑わっていた故郷が、「廃墟」と呼ばれる辛さなどについても語ってくれました。

お土産の石炭

シーマン紹介の軍艦島ツアーは、お土産に石炭がつきます。石炭って社会の授業とかでやったけど、本物見るのは初めて!

「黒いダイヤ」の名の通り、見た目もキラキラしてダイヤみたいに光っています。

軍艦島のツアーでもらった石炭

船の中でもお知らせがありますが、石炭は飛行機に持ち込むことができません。手荷物でも、預け入れの荷物でも不可となっています。そのため、遠方からツアーに参加している人は要注意です。

なのでコンビニで切手を買って、自宅宛に郵送をしました!

ココがポイント

調べたところ、郵便局のサイトで「郵便物として差し出すことができないもの」のリストには石炭は含まれていませんでした。

ティッシュでくるんで、ホテルの部屋においてあった封筒に入れて自宅の住所を書き、コンビニやお土産屋さんで切手を貼っておしまいです!ホテルのフロントの人に聞いてみてもいいかも。

軍艦島ツアーのまとめ

以上、軍艦島上陸ツアーについて比較してみました。長崎旅行で一番の思い出になった場所なので、長崎に行くなら軍艦島ツアーに参加してほしいなーと思います!

まとめ

  • ツアー会社は4つ。費用と特徴見て選ぼう!
  • 上陸ができるとは限らないので、期待せずに行く!
  • お土産で石炭をもらっても、飛行機に持ち込みできないので注意!

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