アプリに入れる広告のフォーマットを決めたら、広告会社を選びましょう。
アドネットワーク会社って?
ここでいう「広告会社」とは、「アドネットワーク会社」になります。
アプリに広告を出すための仕組みとして、「アドネットワーク」というものが幅広く使われています。
広告主が広告原稿をアドネットワーク会社に出稿し、それを提携しているアプリの広告枠に配信する、という仕組みです。
だいたいこんなかんじ。
アドネットワーク会社は多岐にわたっており、それぞれ対応しているフォーマットが違ったり、クリック単価が良い時期が違ったり、広告在庫があったりなかったりするので、状況に合わせて運営していくのが良いかと思います。
アドネットワーク会社選び:初級編
アプリをリリースした直後は、広告インプレッション数も少ないのでadmob一本で良いと思います。みんな大好きGoogleが運営している自動化されたネットワークなので、impが少なくてもクリック単価が出やすい気がします。特に個人でリリースするアプリについては、海外も一本でカバーできるadmobを使っている人が多いように感じます。基本的に、貼ったら貼りっぱなしでOKです。
▼admob
https://www.google.co.jp/admob/
アドネットワーク会社選び:中級編
リリースしてうまくいけば、アプリがダウンロードされ、ユーザーがついてきて広告のインプレッション数が増えていきます。そうなったら、複数のネットワークの併用ができるのが望ましいです。ただし、個人開発者にとって、どのアドネットワークが調子良いのかを日々追いかけるのは難しいですよね。その分開発したいっていう。
そんなときにオススメなのがSSPです。
SSPは、複数のアドネットワークを自動でメディエーションし、比率を変えて表示してくれます。しかも1つのSDKで済むことが多いので、アップデートも楽です。いくつもSDK積んでたらアプリのアップデートのときに全部見直さないといけないですからね。
国内だと、「アドフリくん」や「AdGenelation」あたりが有名です。
「アドフリくん」は動画リワードのメディエーションができるのが大きいです。動画リワード広告は、まだ在庫が少なかったりして在庫切れが起きたり、同じユーザーに何度も同じ広告を出さないようにする"フリークエンシーキャップ"という仕組みを持っていたりして、今のところ1社に頼るのはちょっと怖い状況です。
「AdGenelation」はRTBが強いのと、最近facebook広告が出せるようになったので、ネイティブ広告に特に強いイメージがあります。
▼アドフリくん
https://adfurikun.jp/adfurikun/
▼AdGenelation
https://ad-generation.jp/
また、海外impが結構でているのであれば、admobにもメディエーション機能があるので、それを利用することも可能です。それぞれのネットワークのSDKを積まないといけないですけど。
アドネットワーク会社選び:上級編
広告インプレッション数が増えてきたら、もうちょっと手をかけてまじめに運営していってもいいかもしれません。
国内ネットワークはi-mobile(アイモバイル)・nend(ネンド)が強いです。
▼i-mobile
http://www.i-mobile.co.jp/
▼nend
https://www.nend.net/
このあたりをadmobの下に組み込んだりして運用します。
また、AppStoreのランキングに掲載されるところまでいけば、アドネットワーク会社の方から営業メールが届きますので、それで話を聞いて考えてもいいかもしれません。インプレッション数が増えれば、担当営業の方がついてくれて、広告実装のアドバイスをもらえたり、単価を手動で調整してもらうことができたりするので頑張りましょう!
まとめ
- 初めはadmob。impが増えてきたらSSPを使ってメディエーション。
- impが増えてきたらアドネットワークの方から営業がくるので、直接取引することも考える。